ニッサン NV350 スーパーロング ワイド プレイス-Cap  Custom

     

 リビング空間を重視したトイレルーム付のキャンピングカー

     

キャンピングカー広島オリジナルキャンピングカーにある『プレイス』の存在を知っていただき、

      更にオリジナル性の高いFRP製ハイルーフが架装されたバージョン『プレイス-Cap』の室内高にほれ込んだ。 と云う事で、お話は柔らかくスタート。


『プレイス Cap ワンオフ車』架装計画の直前までは、キャンピングトレーラー歴10数年お持ちのオーナー様だけあって、「定番型の横向きシートが悪いという事では無くて・・・。」と前置きの後、『どうせ所有するならば、自分の意見を取り入れてもらい、”世界に1台だけのキャンピングカー”を手に入れたい!』と、熱い情熱を語られまして、この計画が熱を帯びてきました。


ルーフ架装を余儀なくされる『プレイス-Cap』は、弊社のルーフ架装作業の順番に追加されるべく”予約待ち”となってしまうため、具体的構想でお請けできるお仕事か否かの判断と、お客様の決意表明によって、まずは作業時期の確保からになります。 具体的な車種・メーカーオプション品・ボディ色・で機種は確定しますが、架装順番に合わせて入庫をお願いし、車室内のレイアウトや装備品については、この長~~い待ち時間の間にすり合わせをして行きます。

お客様の経験値から来るスタイルや希望的な装備を大切に、それを中心として、構造要件に照らし合わせながら、セッティングにお応えいたします。



夜を過ごすための空調環境は、誰もが気になる所ですが、

どの時期に、どこで、どれだけの時間を過ごすのか?  と云う事も深堀して行くと意外と簡単にスッキリできるかも知れません。


停泊場所とルーフベンチレーターや扇風機を使っての換気方法や、シュラフの種類で解決できたり、サブバッテリーの容量的な心配は、使用する機器の種類や費用対効果の比較など、消費電力に加えて、必要スペースと利便性などを細部に検討して行くと、シンプルさの中で意外にも簡単に片付いてしまったりする事もあります。


しかし、車室内の空間は、クルマの大きさに比例して快適さは変わってくるので、まずは最初の段階で理想のボディサイズを確定します。


ルーフには、100Wソーラーパネルを装備して、昼間は場所を選ばずサブバッテリーにチャージで安心を。
スーパーロングボディの割には小回りの利くホイールベースは、ハイエースのそれより160㎜短く、最小回転半径が30cm小まわり出来るその差にもうなづけます。


NV350 スーパーロング ワイドボディにのみ設定されているFRP製ハイルーフです。


窓にはフレーム付の網戸をセットしています。

ご紹介のこの車両だけに貼られたボディデカールです。(^^)


     

3名掛けセカンドシート


ご家族と共にお出かけの際、どうしてもセカンドシートに乗車させることになる。との事で、FASP社製の前向きシートを設置し、乗車定員を確保しています。


3名掛けの中央席は2点式シートベルトの腰ベルトですが、外側シート乗員席には3点式シートベルトが装備されています。

簡易セカンドシートテーブル1


運転席後部にテーブルサポート用プレートを設け、そこに小型のテーブルをセット出来るようにしています。


簡易セカンドシートテーブル2


テーブルのサポートは、コの字型テーブルサポート用ファスナーを利用し、レッグは、伸縮固定できる”とある”レッグを代用して利用していただきます。

サードシート


キャンピングカー特有の横向きシートですが、左右それぞれ2名づつ着座が可能になっています。

シートベルトは左右4名分2点式シートベルトになっています。


 広さを感じて戴けるスペースのキャンパーになりました。


ダイニングテーブル1


セカンドシートを後ろ向きに反転させ、テーブルを囲む事が出来ます。 

テーブルサポートベースは、状況に応じて、前側・後側の2ヵ所で利用できる様にしています。

ダイニングテーブル2


5名~7名でテーブルを囲む場合には、セカンドシートテーブルを利用して、ダイニングテーブルを拡張できるようになっています。

拡張部のサポートレッグもセカンドテーブルで利用していたレッグをそのまま利用できます。

オーバーヘッド収納庫1


右側オーバーヘッド収納庫はご要望により、前側2BOXと後部1BOXとは仕様が異なり、後部はシュラフやブランケットなどの収納用として、軽量でかさばるものはドアを開いたまま利用できるベルトストッパー付になっています。


オーバーヘッド収納庫2


後部の収納庫のドアは、開いた時に底板面とドアの内側面とが一面になる様に仕上げることで、床面が広がるので、比較的大きなものを載せるスペースが出来上ります。


【天井にはMAXファン(吸排気式換気扇)を設置。】


オーバーヘッド収納庫3

床面を広げると、そこにはドアが無いので、ドアを吊下げる補強もかねて、荷物の脱落防止にもなるベルトを2本用意しました。


トイレルームとカセットトイレ


トイレルームは最低限のスペースとして、オーナー様の身動きに支障のない程度と云う事で、実際スペースを簡易的に囲い、試して戴いた上で決定。


室内高は、ハイルーフよりさらに室内高があるので、高さに心配は無しです。


明り取り用の丸窓にはスリガラス風のカッティングシートで保護。


トイレルーム


右側最後部に、出入り口は家庭用の浴室ドアでも利用されているアルミ製折れ戸を採用し、外側に開く様設定しました。


バックドアを開けて、水栓用タンクに水を補給します。

また、汚物のタンクは、バックドアを開けた状態から右下のドアを開けて、内部からブラック(汚物)タンクを引き出して、処理場へ持ち出す様になります。


左側にあるタンクは、流し台用の上下水タンク(20㍑×2)です。


ギャレー1


流し台は、左側後部にL型で設置されています。

流し台に向かって、左側に調理台を置き、さらにその左側に跳ね上げて利用できるカセットコンロ台。

ギャレー2


流し台のすぐ横の調理台カウンターを持ち上げると、14㍑冷蔵庫を利用できるようになっています。

 ベッドスペース


乗車定員9名に対して就寝定員は1/3規制で3名の就寝を確保している『プレイス-Cap Custom』です。

サードシートの背もたれをその膝前空間にはめ込み、セカンドシートをフラットにした状態でスライドドア側へ横スライド、右側に空いた空間に補助の拡張マットをハメ込み、セカンドシートのサードシートの空いた空間にさらに補助マットをハメ込んで、このベッドスペースが出来上ります。


ところがご要望により、現在このスペースの一部の上部に、組立型の二段ベッドスペースを確保、セッティング中です。。。


(文章でお伝えすることは、なかなか難しい事を改めて自覚してしまいます。(^^;))



電源スイッチ部1


もしもの時の電源チェック場所、集中スイッチ裏はすぐに調べられる様に、扉形式にして、簡単簡略化しています。

電源スイッチ部2


メンテナンス用のドアを閉めてしまうと、スッキリしたスペースに集中スイッチと電源メインスイッチ、その上にインバータースイッチが着きます。

室内天井部


左右にあるオーバーヘッド収納部に加え、リヤにも小物入れを設置、そして、標準車のルーフがさらに高くなった分、フロント側にはリヤクーラー上部に収納庫が設けられています。


サブバッテリー

これまでのキャンピングカー社歴の経験値から、サブバッテリーはAGM 100Ahバッテリーをシングル設定し、ソーラーチャージングシステムの設定で、充分と判断。

必要以上の電気消費はどの様になるかは良くご存知の事で、ご納得済み。

心強いお客様です。



 二段ベッドも追加装備する事になりました・・・。


二段ベッド1


ベッドマットを受けるのは、SUSパイプになります。

使わない時には、トイレルームのフロント側壁のパイプホルダーに備え付けておきます。



二段ベッド2


パイプは、横向きシート背もたれ上部に3本のパイプを渡します。


子供用のサイズの簡易型二段ベッドになりますが、大人が寝る事も想定して、パイプを受けるソケット取付面、パイプの太さ、マット板を含め、強度も充分な物を採用しました。


二段ベッド3


二段ベッドがセットされても、高さをあまり気にする事も無く、さすがに超ハイルーフの『プレイスCap』

頭上に余裕すらあります。


サイズは、子供2人分スペースですが、背丈160cmまでの方であれば、充分就寝可能に思います。

二段ベッド4

アンダーベッドになるメインベッドスペースと二段ベッドとのクリアランスも500㎜以上を確保し、こちらも余裕のスペースをつくり出すことができました。


二段ベッド5

二段ベッドマットは、4枚分割にしました。

使わない時には、対面のサードシート背もたれ上部に、ベルト固縛により固定させています。